実家の片付けを親と喧嘩せずにやり遂げる方法~整理整頓
- 実家の片付けを手伝おうとしているだけなのに、なぜ親と喧嘩するのか
- 親の家にはなぜ物が多いのか~収納範囲の変化、体力の衰え
- 親はなぜ片付けられないのか~押し入れの中
- 実家の片付けを親と喧嘩せずにやり遂げる方法~処分する場合 の続きです。
親御さんの承諾を得て、何かしらいらないものを処分した後に初めて、整理整頓に取り掛かれます。
整理整頓といっても、モデルハウスのような、全ての物が引き出し、扉の内側に収まっているような、整いすぎている収納は子世代の自己満足です。
見た目は整っていなくていいのです。親御さんが使いやすく、かといって、乱雑になりすぎず、躓いてこけたりしないを基準として収納します。
- 高いところには、物を入れない。
- 低いところにも、使用頻度の高いものは入れない。
- 毎日使うものはテレビの横やテーブルの上に出しっぱなしでもいいのです。
実家に住んでいるのは親御さんです。親御さんが毎日楽に過ごせるような収納が一番です。
楽に過ごせるとは、動線が短い、使用頻度の高いものはすぐ目に入るところに置く、危なくないといったことです。
また、今まで親御さんが収納していた場所から離れすぎる位置の、特に扉の中、引き出しの中(さっと眺めて見えない位置)に収納すると、どこに収納したのか、わからなくなって、探すだけでイライラしてしまいます。
そしてそのイライラは積もり積もって、子世代への怒りへと増幅しますので、注意が必要です。
整理整頓の基本は、「使用する場所の近くに収納する」ですが、場合によっては以前の位置からあまり動かさないとか、扉、引き出しの中に何が入っているのか、書いたものを張り付ける、といった工夫も大切です。
それと同時に、「困ったときには子供が助けてくれる」と思える安心感を持ってもらうことが、大切なことです。一番大切なことなんです。
重たくて一人では買い物から持って帰るのがつらいものがあっても、子供がすぐ買ってきてくれるとか、子供は転んでけがをすることを心配してくれているとか。
親御さんが「私のことを心配してくれている、私の事を愛してくれている。」と感じられるように、
行動や言葉で「大好きだよ、愛しているよ。」を降り注いでください。
きっと、わかってくれますから。
次回は、私が大失敗した、義母の引っ越しに基づく片付けについて書こうと思っています。