実家の片付け

実家の片付けを親と喧嘩せずにやり遂げる方法~整理整頓

  1. 実家の片付けを手伝おうとしているだけなのに、なぜ親と喧嘩するのか
  2. 親の家にはなぜ物が多いのか~収納範囲の変化、体力の衰え
  3. 親はなぜ片付けられないのか~押し入れの中  
  4. 実家の片付けを親と喧嘩せずにやり遂げる方法~処分する場合  の続きです。

 

 

 

親御さんの承諾を得て、何かしらいらないものを処分した後に初めて、整理整頓に取り掛かれます。

 

整理整頓といっても、モデルハウスのような、全ての物が引き出し、扉の内側に収まっているような、整いすぎている収納は子世代の自己満足です。

見た目は整っていなくていいのです。親御さんが使いやすく、かといって、乱雑になりすぎず、躓いてこけたりしないを基準として収納します。

 

 

  • 高いところには、物を入れない。
  • 低いところにも、使用頻度の高いものは入れない。
  • 毎日使うものはテレビの横やテーブルの上に出しっぱなしでもいいのです。

 

 

実家に住んでいるのは親御さんです。親御さんが毎日楽に過ごせるような収納が一番です。

楽に過ごせるとは、動線が短い、使用頻度の高いものはすぐ目に入るところに置く、危なくないといったことです。

 

また、今まで親御さんが収納していた場所から離れすぎる位置の、特に扉の中、引き出しの中(さっと眺めて見えない位置)に収納すると、どこに収納したのか、わからなくなって、探すだけでイライラしてしまいます。

そしてそのイライラは積もり積もって、子世代への怒りへと増幅しますので、注意が必要です。

 

整理整頓の基本は、「使用する場所の近くに収納する」ですが、場合によっては以前の位置からあまり動かさないとか、扉、引き出しの中に何が入っているのか、書いたものを張り付ける、といった工夫も大切です。

 

 

それと同時に、「困ったときには子供が助けてくれる」と思える安心感を持ってもらうことが、大切なことです。一番大切なことなんです。

 

重たくて一人では買い物から持って帰るのがつらいものがあっても、子供がすぐ買ってきてくれるとか、子供は転んでけがをすることを心配してくれているとか。

 

親御さんが「私のことを心配してくれている、私の事を愛してくれている。」と感じられるように、

行動や言葉で「大好きだよ、愛しているよ。」を降り注いでください。

きっと、わかってくれますから。

 

 

次回は、私が大失敗した、義母の引っ越しに基づく片付けについて書こうと思っています。

 

 

実家の片付け~番外編~義母の引っ越し、私の失敗に続く

 

 

 

実家の片付けを親と喧嘩せずにやり遂げる方法~処分する場合

  1. 実家の片付けを手伝おうとしているだけなのに、なぜ親と喧嘩するのか
  2. 親の家にはなぜ物が多いのか~収納範囲の変化、体力の衰え
  3. 親はなぜ片付けられないのか~押し入れの中           の続きです。

 

 

子世代が実家の片付けを手伝う時、

 

「もういらないでしょ」「捨てるよ」という言葉に親世代が反抗して片付けをやり遂げる事が出来ないケースは多いです。

子世代が不要なものと思っていても、親御さんにとっては、大切な思い出が詰まったものだったり、

まだ使えるからもったいないという思いだったり、親御さんなりの「捨てられない」理由があるのです。

 

 

しかしながら、現実問題として、片付け、整理整頓するために、いらないものを処分することは避けて通れません。

でも、親御さんの了承なしに強引に捨てるのは、避けた方がいいです。なぜなら実家にあるものは親御さんの所有物だからです。

せっかく善意で片付けの手伝いを申し入れたのに、関係が悪化して、実家の敷居をまたげなくなるのでは悲しすぎます。

 

 

 

解決策は一つしかありません。親御さんが納得した上で捨てるのです。

 

「こんな状態では何かに躓いてこけるかもしれないから危ないでしょ」「使ってないものがいっぱいあるから捨てよう」と言ったくらいで同意してくれる親御さんなら、本当に理解があると思います。

 

 

 

そうではない場合は・・・・・・、

 

実家に子世代の物が置いてある場合、

「私の子供の頃の物、こんなに大事に取っておいてくれたんだ、ありがとう。これ、持って帰るね。」

 

同じ機能の物が複数あり、一つあれば十分な場合、

「これが一番使いよいから置いておこうね。他の物はリサイクルに回そう。きっと使いたい人がいるよ。」

「これ、私にちょうだい。同じ機能の物がまだあるからいいよね。」

 

大量のストック品がある場合、

「なくなりかけたら連絡を頂戴、一緒に買いに行こうね。」

 

若いころに身に着けていたもので、絶対必要ないと思われるもの、

「これを着ていたの、覚えているよ。あの頃は、私に毎日お弁当作ってくれていたよね。この服も十分にお母さんのために働いてくれたから、古着のリサイクルに出して、第2の人生を歩んでもらおうよ。」

 

親御さんが持ち続けていることに対して敬意を表し、否定的な言葉を掛けない。

親御さんの気持ちを否定しない。特に開口一番、「捨てたら?」なんて言ったら、絶対だめです。

なぜ、手元に残しておきたいのかを聞いた上で、「○○だからもう手放してもいいんじゃない」と、会話するといいと思います。

 

 

 

それでも、どうしても手放すのは嫌だと捨てないものは出てきます。場合によっては大量に。

 

その場合は、一旦押し入れにしまってしまうのです。そして、半年、一年後に再び押し入れから出して話を切り出します。

この期間で無意識のうちに親御さんの心が整理されるのです。「とっておいたけど、使わなかったからもういいや。」という心境になるのを待つのです。

 

 

 

実家の片付けを親と喧嘩せずにやり遂げる方法~整理整頓に続く

 

親はなぜ片付けられないのか~押し入れの中

  1. 実家の片付けを手伝おうとしているだけなのに、なぜ親と喧嘩するのか
  2. 親の家にはなぜ物が多いのか~収納範囲の変化、体力の衰え  の続きです。

 

 

押し入れの中はタイムカプセル

 

押し入れの中には、本人も忘れているものが詰められている場合があります。

いつか役に立つだろうと思ってしまっている物たちで、出番を待って数十年…ということも普通です。

 

中には、すでに50歳を超えている子供たちが使っていたおもちゃや、親御さんご自身が働いていたころに身に着けていた服、バッグ。子世代から見ると、「もう、絶対に使わないでしょう。」というものが、ぎゅうぎゅう詰めになって押し入れには眠っています。

 

だんだん体力がなくなってくると、押し入れや、戸棚、引き出しの中の物はほとんど使っていないもので占められ、日常使用しているものは、テーブルの上、床の上に出しっぱなしになっていくのです。

 

 

 

 

 

片付けをおっくうにするのは体力の衰え

 

日常生活を続けるには、結構体力を使います。食事の支度一つとっても、米を研ぎ、おかまに入れる。それを炊飯器にセットするにも体力を消耗するのです。

野菜を包丁で切る。子世代がほんの10分でできる事でも、硬いものが食べられないから細かく切っていると、1時間くらいかかるのです。

 

日常、ローテーションのように行っている動作だけだと親御さんご自身が体力と折り合いをつけているのでこなせますが、非日常的な動作、”押し入れを片付ける”ことは、一気に体力を消耗させ、取り戻すのに日にちを要します。これがつらいのです。

 

 

決して、親御さんがずぼらになったわけではないのです。

 

 

 

子世代はそんなこと、当然わかっています。

 

「だから手伝うって言っているのよ。いらないものは捨てましょう。」と。

でも、親御さんにとっては、全てが捨てられない大切な物なのです。

 

実家の片付けを親と喧嘩せずにやり遂げる方法~処分する場合へ続く……

親の家にはなぜ物が多いのか~収納範囲の変化、体力の衰え

  1. 実家の片付けを手伝おうとしているだけなのに、なぜ親と喧嘩するのか。  の続きです。

 

 

年を取ってくると、今までできていた事が出来なくなったり、おっくうになったりします。

 

片付け、整理整頓に関することで言えば、

 

 

  • 高いところにある収納部分は使えない。
  • 低いところにある収納部分も使いづらい。
  • よく使うものはさっと取れるように出しっぱなしにする。
  • 自分が動くラインに沿って、物を配置する。
  • 高い、低いところに収納しているものは取り出さず、忘れていく。
  • 今まで使っていたものが重たくなったら、同機能の軽いものに買い替える。
  • 買い物がおっくうになるので、買えるときにストック品を購入する。

まだまだありますが……。

 

 

 

 

  • 高いところにある収納部分は使えない。

踏み台や脚立に乗る為には力が必要で体力を消耗する事と、やはり、こけたら危険という心理が働きます。

 

 

  • 低いところにある収納部分も使いづらい。

かがむという行為もつらくなります。それまで座卓で食事をしていた親御さんが椅子に座るようになったとか、お布団で寝ていた方がベッドに変えたとかも同じことです。

 

 

  • よく使うものはさっと取れるように出しっぱなしにする。

調味料は並べておいていたのに、砂糖は調味料入れにおいてあるけど、塩はいつも出しっぱなしなど。頻繁に使用する物は、たとえ1~2歩でも動いて取りに行く行為がつらくなります。

 

 

  • 自分が動くラインに沿って、物を配置する。

床にも物を置くようになると、自分がいつも歩く部分以外の床も収納部分に変化します。そして使用頻度が高い物が歩くラインに沿って並べられます。

 

 

  • 高い、低いところに収納しているものは取り出さず、忘れていく。

自分では取り出せない、もしくは取り出すのがおっくうなところに収納されているものを忘れていきます。

 

 

  • 今まで使っていたものが重たくなったら、同機能の軽いものに買い替える。

傘や、鍋、カバン、日常どうしても手に持たなければならない物などを重いと感じたら、だんだん軽いものに買い変えていきます。しかし、今まで使用していた重たいものは、壊れていないので捨てません。

もう、使わなくなった重たい、以前の鍋がそのまま鍋置き場にあるので、新しく購入した軽い使い勝手のいい鍋はコンロの上にそのまま放置される状態になります。

 

 

  • 買い物がおっくうになるので、買えるときにストック品を購入する。

特にかさばるもの、重たいものは、誰かと一緒の時に購入します。同じものがストックしてあることが分かっていても、次にいつ購入できるかわからないという心理が勝り、購入に至ります。

ストックしていることを忘れている場合もあります。

 

 

次回に続く

 

 

 

 

 

実家の片付けを手伝おうとしているだけなのに、なぜ親と喧嘩するのか。

乱雑になってきた実家の片付けを手伝おうとしたけど、親御さんと喧嘩になって、途中で挫折した事ありませんか?

 

喧嘩の原因は不用品処分に関することが、大変多いです。

 

親世代は子供時代に戦争を経験していたり、物のない時代を生きてきている人が多く、まだ使えるものを捨てることに罪悪感を持っている人が多いです。

 

子世代から見ると、ごみ同然に見えるものでも、親世代にしてみると根拠があって捨てずにいるのです。

 

 

 

親世代の考え方は、

 

例えば、まだ使えるのに捨てるなんてもったいない……という思いで、数十年前に頂いた結婚式の引き出物を一度も使うことなく押し入れに入れていたり、無くなったら困るからとトイレットペーパーを10束もストックしていたり。

 

 

 

子世代の考え方は、

 

まだ使えるかもしれないけど、その機会はいつ来るのか、もしかしたらそんな機会は来ないかもしれないし、だったら今は処分して、必要になった時に買ったらいいじゃない……というものです。

 

ましてや、大量のトイレットペーパーなんて、「一生分あるんじゃないの」なんて言ったとたん、喧嘩が勃発するなんてことになりかねません。

 

 

 

 

そうなると、子世代は、「体力もなくなってきているし、重たいものを移動させるのも大変だと思って、せっかく手伝ってあげようと思ったのに、感謝されるどころか、悪者にされるなんて。」と思い、

 

親世代は、「残しておこうと思っているものを片っ端から処分しようだなんて、好き勝手ばかりして全然手伝いになっていない。私の持ち物なんだから私の思うとおりにする。」となって、結局、何も片付かず、物別れで終わるなんてことになりかねません。

 

 

 

ここで強引に子世代流の片付けを続けると、終わった後、いつまでも、「捨てられた、捨てられた」という愚痴を聞かなければならなくなったり、自分の財産を勝手に捨てられたと思ってしまった親御さんが急に元気を無くしたりします。こうなっては本末転倒です。

 

 

だからと言って、大量の物に囲まれた生活は、傍目に見ても、不便そうだし、物に躓いてこけたりしたら、最悪、寝たきりになったりしかねません。

 

親思いの子供としては、何としてでも片付け、整理整頓をしたいのです。

 

 

一体、どうすればいいのでしょう。    親の家にはなぜ物が多いのか~収納範囲の変化、体力の衰えへ続く……

 

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